SDカードデータの復旧

この前、突然FlashAirの写真データが消えた。
撮った写真を格納するフォルダ毎消えていた。
それ以外のファイルは残っているという不思議な事象が発生した。

考えられる理由としてはWebdavでMacからFlashAirにアクセスしていたので、その際に何かが起こったとしか考えられない。
Webdavは挙動が不安定だったので、それが影響しているのかもしれない。

消えた写真の中には大切なものもあったため復旧を試みた。
その時の事を今後同じことが起きるかもしれないので、備忘録として記録しておこうと思う。

自力ではどうにもできないので、復旧ソフトを調べて使う事にした。
調べた結果フリーのもので良さそうだったのが下記である。

  • Exif-Untrasher
  • MiniTool Photo Recovery Free
  • DataRecovery
  • Disk Drill
  • PhotoRec

まずは完全にフリーなExif-UntrasherとMiniTool Photo Recovery Freeを試してみた。

Exif-Untrasher

実行したところ、スキャンの途中で止まった。
2回試してみたが、2回とも同様に止まったので使用を諦めた。

MiniTool Photo Recovery Free

スキャンもスムーズにでき、ファイルを復旧する事ができた。
しかし完全に復旧できたわけではなく、問題点もいくつかあった。

  • 壊れているファイルがある
  • 復旧できているように見えても、実は復旧できていないファイルがある。

この写真のように写真の一部がおかしいファイルがいくつか存在した。
それほど割合は多いわけではなく、復旧した500枚中、5~10枚程度だった。

復旧できているように見えても実は復旧できていないファイルというのは、全部同じファイルサイズになっており、開けなかった。
今回は全てEOS 5D markⅣのRAWファイルだった。
EOS 6DのRAWファイルは復旧できたので、カメラの機種によって何か違う部分があるのかもしれない。

DataRecoveryとDisk Drill

これらは2つとも同じような動きをした。
きっとエンジンは同じなんだと思う。
スキャンをしたところ復旧ファイルの候補が表示されたが、無料版では復旧できずライセンス料を支払う必要があった。
JPEGデータについてはMiniTool Photo Recovery Freeでほとんど復旧できたいたので、残りはRAWデータだったがライセンス料に見合うだけの価値は無かった。
本当に大切なデータならライセンス料を払って復旧したと思し、きっとこのソフトなら復旧できた と思う。

PhotoRec

このツールだけGUIではなくCUIだったので面倒くさがって、最初は使わなかった。
しかし、既に記述したようなGUIツールを使っての無料で完全復旧ができなかったので、最後の最後で試してみた。
IT関係の仕事をしているのでターミナルでコマンドを打ったりしていたのだが、最近は現場を離れているのですっかり忘れてしまっていた。
しかし、重い腰を上げて使ってみる事にした。

下記サイトを参考に試してみた。
http://jisaku-pc.net/hddhukyuu/archives/7375
とてもわかり易く説明があり助かった。

しかし、最初に使った時にSDカードがPhotoRecで検出されなかった。
調べていくうちにRoot権限が必要という事がわかり、下記を参考にRootを有効化した。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204012

実際に復旧を実行してみると、殆どのファイルが復元できた!
ファイル名は変わってしまったが、中身については破損する事なく、完全に復旧ができた。

まとめ

不幸にもSDカードの写真データが消えた際には復旧ソフトである程度復旧できる事がわかった。
PhotoRecはコマンドベースのため、パソコンに詳しくない人にとっては敷居が高いが大切なデータを復旧するためにはかなり有効だ。
フリーのツールの中では一番のおすすめであり、これを使うべきだと思う。

ただ、データの消えた理由/消え方にも色々あって、たまたま今回は復旧できたと思うので、二度とこのような事態が起こらないよう気を付けようと思う。
EOS 5D markⅣはデュアルスロットなので今後はSDとCFに分けて記録することにしようと思う。

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