Eye-fi から FlashAir へ(その2)

FlashAirからGoogleDriveからの自動アップロードは難しそうなので、色々と組み合わせて実現する事にした。

半自動アップロードは2つの工程に分かれる

  • FlashAirからパソコンへの転送
  • パソコンからGoogleDriveへの転送

パソコンからGoogleDriveへの転送は「バックアップと同期」(Google純正ソフト)を使えばいいのでインストールして設定するだけである。
最終的にはGooglePhotosに転送したいのだが、これはGooglePhotosで設定さえすれば自動的にGoogleDriveからGooglePhotosに転送されるので簡単である。

問題はFlashAirからパソコンへの転送である。
自分はMacを使っているのだが、Mac用のFlashAir転送ソフトは数が少なく、公式サイトにあるものを全て試してみたが要件を全て満たすものは無かった。
一方、汎用的なMac用の同期ソフトであればフォルダ間の同期については問題がないはずであり、細かいチューニングもできる高機能なものもフリーで使える。

問題はFlashAirの写真が保存されているフォルダを同期対象に設定することである。
初期設定では当然できないので、何か工夫する必要がある。

FlashAirについて調べたところ「ステーションモード」というのがある事がわかった。
通常はFlashAirを無線LANの親機として動作させるのであるが、このモードでは子機として動作させる事ができる。
つまり家のネットワーク内にMacとFlashAirの両方を子機としてぶら下げる事ができるのである。
FlashAirを家のネットワークに子機として接続すると同時にネットワーク内でファイル参照できるようにWebDavの機能を有効にする。
そうすればMacからもFlashAir内のファイルが参照でき、同期ソフトでFlashAir内のフォルダを同期対象として設定可能となる。
FlashAirとパソコンとの同期ソフトは色々あったが、使い勝手の良さそうなFreeFileSyncを使う事にした。
付属のRealTimeSyncと組み合わせる事でリアルタイムの同期処理が可能となる。

今までの検討内容を整理すると下記になる。

ファイルの転送ルート

FlashAir → Mac → GoogleDrive(GooglePhotos)
※1   ※2

  • ※1 同期ソフト(FreeFileSync,RealTimeSync)
  • ※2 バックアップと同期(Google純正ソフト)

設定

  • FlashAir
    WebDavの設定(CONFIGファイルの設定)
  • 同期ソフト(FreeFileSync,RealTimeSync)
    同期の詳細設定、リアルタイム同期の設定
  • バックアップと同期(Google純正ソフト)
    GooglePhotosへの連携設定、ファイル容量節約の設定これらの設定を行えば自動同期の実現である。

設定の詳細は「Eye-fi から FlashAir へ(その3)」へ続く

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