Eye-fi から FlashAir へ(その1)
2011年頃からずっとEye-fiを使っていた。
撮った写真を素早く手軽にクラウド上にアップして見たかったので、Eye-fiはその目的を達成するのに丁度良かったのである。
当初はEye-fiからPicasaに連携してしたのだが、Picasaのサービス終了と共にGooglePhotosに移行した。
昨年、Eye-fiの会社が無くなってからも延命ソフト(Eye-Fi X2 Utility)とGooglePhotoUploaderを連携して、半自動的に撮った写真をGooglePhotosにアップロードする仕組みを作っていた。
しかし、ついに2017年9月からEye-Fi X2 Utilityを使ってのパソコン連携ができなくなってしまった。
連携できなくなった理由がわからなかったので、Eye-fiは諦めてFlashAirに移行する事にした。
試行錯誤を重ねてEye-Fi X2 Utilityを使っていた頃と同様の状況までは実現できたので、試行錯誤の過程を3回に分けて書こうと思う。
目的
カメラで撮った写真を自動的にGooglePhotosにアップロードすること
方法
- luaによる自動アップロード
- FlashAir用ソフトによる自動アップロード
- WebDav、同期ソフト、バックアップと同期(Google純正ソフト)の連携による半自動アップロード
luaによる自動アップロード
カメラから直接GoogleDriveにアップロードする方法である。
当初のEye-fiと同様に使い勝手がいい方法である。
FlashAirはluaという言語のスクリプトが動くようなので、自分でコーディングすれば実現可能という事はわかった。
luaは初めてだったが他の言語はわかるのでなんとなく書いて動かしてみたが、なかなか思うように動かない。
環境整備せずにテキストエディタで試したのでデバッグもできず、かなり苦労した。
気合を入れてコードを書ければ目的は達成できそうな感触はあったが、時間がかなりかかりそうなので、一旦この方法は諦めた。
もっと時間のある時に本腰入れて挑戦しようと思う。
FlashAir用ソフトによる自動アップロード
FlashAirにはパソコンと同期するための純正ソフトのKeenaiがあるので試してみた。
使ってみて2つNGな点があったので採用には至らなかった。
- FlashAirをアクセスポイントとして動作させ、パソコンのネットワーク接続をFlashAir接続に変更する必要があること。
(転送の度に手動でネットワークの切り替えが必要となる) - 同期の精度がイマイチで同じファイルがリネームされて同期されたりと、不安定だった。
同期の精度については今後のアップデートで修正の可能性もあるが、ネットワークの切り替えが必要な点は自動化の目的が達成できないので許容できなかった。
というわけで純正ソフトKeenaiの採用には至らなかった。
他にもいくつか試してみたが、タイムスタンプが転送時の時刻に書き換わったり、JPEGだけの転送が不可だったりと要件を満たすものが無かった。
初期導入の手間が少しかかるが、WebDav、同期ソフト、バックアップと同期(Google純正ソフト)の連携による半自動アップロードという方法を採用する事にした。
「Eye-fi から FlashAir へ(その2)」へ続く