快適な仕事の服装(自由な人向け)
サラリーマンはスーツに革靴。
当たり前すぎるけど、大多数の人はこんな感じ。
スーツって快適じゃないし、高いしメンテナンスも面倒だ。
かといって一人だけ楽な服で出社するわけにもいかない。
チームとしての統制を乱すし、社則に反している。
ただ、社則で「これを着ないといけない」というのが明確に決まっている会社は少ないんじゃないかと思う。
だから、チーム統制を乱さず社則に反しないギリギリの範囲で仕事が快適にできる服装について検討した。
(つまりは、グレーゾーンを攻めるということ)
最初にスーツを着る事の意味について考えてみると、相手に「私はきちんと仕事ができる人間ですよ」と表現する事だと思っている。
だから、服装を考える際に一番重要なのはこの目的から逸れない事である。
整理のために、スーツのデメリットについて考えてみる。
・動きにくい
・メンテが面倒(シワになるのでアイロンが必要)
・洗えない(クリーニングは面倒&高い)
・価格が高い
次に、革靴についてのデメリットについて考えてみる。
・動きにくい
・メンテが面倒(メンテしないと輝きが無く、みすぼらしい)
・価格が高い
共通するのは
・動きにくい
・メンテが面倒
・高い
なので、動きやすくて、メンテが簡単で、安い服装について検討してみた。
○上着
顔に近く、一番目立つ部分なのでここはかなり重要となる。
スーツにYシャツといういうのが一般的だが、スーツの代わりに動きやすくメンテが簡単で安いものというと、延びる素材でできているジャケットだろう。これなら延びて動きやすいし、シワにもなり難く、スーツに比べて安い。
Yシャツについても検討してみたが、代わりになるものが見つからなかった。
Yシャツは首回りや袖の長さなどのサイズ感が大切になるので、専門店で売っているものがいいと思う。
メンテが簡単という部分ではノンアイロンのYシャツにするのがベターである。
○ズボン
スーツのズボンは安い素材のものはシワになりにくいが、ストレッチ性がなく動きにくい。
高い素材のものはストレッチ性があるが、シワになりやすい。
どちらも一長一短である。そして安い素材のものといっても1万円前後はするし、クリーニングに出す必要がある。
上着と違って直接肌に触れるので、汗をかく時期には頻繁に洗いたくなるものである。
これらを解決するのがチノパンである。
動きやすさは間違いない。洗濯機で手軽に洗える。
問題はシワになりやすい点である。
しかし、チノパンは多少のシワがあってもスーツのズボンのように気になるものではない。シワがあるのが前提なのである。
ただ、重要なのはサイズ感。
ブカブカのサイズのものを穿いているとだらしなく見えてしまうので、フィット感のあるスリムなものを穿くのがポイントだ。
スリムなものを穿いてもストレッチ性があるので、動き難さはない。
同じく細身のジャケットと合わせればスタイリッシュで清潔感もある。
○靴
靴の選択が一番難しい
上着やズボンのように素材を大きく変えてしまうと、動きやすさやメンテナンス性は得られるが、急にカジュアルになってしまう。
動きやすいように布素材にしたくて、色々探してみたが布素材でビジネスシーンで使えそうなものは見つからなかった。
そこで、普通の革靴よりも柔らかい革を使用している靴を探してみたところ、NIKEでいいものが見つかった。
NIKEのスケボー用のシューズである。
プロスケーターのステファン ジャノスキ(stefan janoski)モデルである。
ステファンのモデルは色々な種類が出ているが、その中の一つにレザーのモデルがある。
オールブラックでビジネスシーンにも通用する。
しかも、雨に強くて染みないし、雨の後に放置しても問題ない。
ただ、付いてくる紐がカジュアルなので、レザー素材に替える一気にフォーマルになり、より良くなる。
履き心地としては最初は少し固めである。しばらく履いているうちに馴染んで快適になるが、それまでは固くて窮屈に感じるかもしれない。
しかも、通常のNIKEのサイズよりも小さめにできているので、普段よりも1サイズ大き目を選ぶのがいいと思う。
しかもスケボー用っていうのがいい。
横乗りスポーツは自由の象徴である。
「スケボー用のシューズで仕事してるんだぜ」的な変な自己満足がある。
まとめると、ジャケット、チノパン、スケートシューズが最強の組合せである。
動きやすい、イージーメンテ、安い の3拍子揃っている。